独立したときは、不安はありつつ解放感はありつつと、なんともいえない気持ちになるものです。
ただ、この気持ちを忘れずに、あえて持ち続けていくのがおすすめです。
独立の「不安」は消えない
独立には不安がつきものです。
・食べていけるだろうか
・どうやって仕事の依頼をいただけばいいんだろう
・何をやればいいんだろう
・雇われに戻らなきゃいけなくなるかも
・お金が徐々に減っていく…
こういった不安が消えることはありません。
わたしも不安です。
ただ、腑に落とすことはできるようになりました。「こういうもんだ」と。
むしろ「不安」があるほうが健全ですし、不安が消えないからこそ「自由」にこだわれたりもします。
不安を消そうとして、
・やみくもに働く
・ガンガン仕事を増やす
・報酬を我慢料として受け取る
ということをやっていくと、「不安」は消せるかもしれませんが、「不満」を持ちます。
「不安」がゼロになると、慢心から上から目線にもなり、気がつくば嫌いだった元上司と同じようにじぶんも染まっているかもしれません。
というように、不安が全くないことが良いことかというと、そうとも言い切れません。
独立時の不安は消えることはありませんが、忘れずにずっとつき合っていきましょう。
独立時の「やりたくない」は消えそうになる
独立時の不安とはずっとつき合っていくとともに、独立時から「やりたくない」ことを決めておき、それを忘れないでいることも大事です。
やりたくないことを決めるには、独立前に経験してきたことの中にヒントが眠っている可能性も高いです。
・安い値段で数をこなしてという仕事に振りまわされたくない
・イヤなお客さま、同業者とは仕事したくない
・いつでもお構いなしに電話をかけて邪魔したくない
・人を雇ってイヤな思いをさせたくない
・休みなくずっと仕事はしたくない
・食べていけなくなることは避けたい
こういったことを独立前に感じている方も少なくはないでしょう。
わたしも同じです。
ただ、人はそうしたことも忘れていきます。
そしてふっと感じるわけです。「あれ、独立したのに、全然自由じゃない…」と。
わたしはこの罠にハマりかけました。
独立時の気持ちを思い出しましょう。
「独立しました!」と勢いよく声をあげながらも感じてた不安、やりたくないと胸の内に秘めていたことがあるはずです。忘れないようにしましょう。
独立直後に忘れないためにやっておいてよかったこと
そうはいっても、食べていけなくなれば元も子もありません。
ということで独立直後にやっておいてよかったことを挙げてみました。
どれも、不安とやりたくないことを忘れないことにつながっていたことです(結果的には..ですけど)。
もし1つでもやっていないことがあったら、食べていくことも難しかったのでは?と思えるものです。
ブログ
このブログです。
じぶんのメンタル的な支えにもなっています。
じぶんの考え方や体験をネット上に出し続けることで、結果的に仕事をご依頼いただけるきっかけにもなっています。あくまで結果的に。
「ブログはもう下火だし、やる意味あるの?」という声も見聞きしますが、「ブログをやるだけで…」というようなウマい話なんて世の中そうそうないでしょう。
ただ、じぶんの考えを深堀りして整理していくことは、それだけ「不安」や「やりたくないこと」に向き合うことと同義です。
何が不安のタネなのか、本当にやりたくないことなのか。
書くことで徐々にじぶんの血肉となって刻まれていくものだと感じています。
文章で伝えるトレーニングにもなりますし、複数効果が感じれるのもブログのメリットです。
ホームページ
仕事の看板、入口としてネット上にHPをつくります。
じぶんの顔と名前を出して、
・どんなお店(事務所)?
・何をいくらで売ってるの?
といったことを知っていただくためです。
とはいえ、わたしの最初の頃は、顔と名前を出すことの抵抗感が強く、なかなか出せませんでしたが…。
ただ、何もないところからはじめる以上、避けては通れない道。
そう覚悟を決めてからは、徐々に抵抗感を打ち崩すことができました。
今読んでいる営業本にこうあります。
「検索して名前が出てこない、HPがないというのは、存在していないのと同じです。」と。
まさに実感として体験したことです。
あいさつ状
独立の直前、縁のある方に、あいさつ状を送りました。
それなりの枚数でもネットのサービスを使えば、それほどお金をかけずにできます(わたしはラクスルにお願いしました)。
ただ送ればいいというものではありません。文面には注意しましょう。
昨年独立した元後輩の同僚からもらうことがありました。
わざわざ連絡してくれるなんて…と手にしたときに思いましたが、すぐにイヤな気持ちになりました。
いきなり「仕事ください!」「紹介してください!」というのはNGです。
「あいさつ」ですから。
伝えたいのは、HPやブログのURL、連絡先といった情報にとどめておくべきでしょう。
「ここにいます」ということを伝える、それ以上、それ以下なら逆効果です。
くれぐれも一方通行の売り込みは厳禁です。注意しましょう。
セミナー(うさんくさい)に参加する
世の中うさんくさいセミナーは多いです。
無料のセミナーや「独立してから〇ヶ月以内の方なら〇%割引き」のようなキャッチーなものだとその確率もあがります。
独立時には今ほど免疫がなかく、そうしたセミナーに参加したことがあります。
ただ、経験してみたからこそ、うさんくささがわかるようにもなります。
書籍とセミナーで学ぶ
本やセミナーで学んでいくことは大事です。
独立を続けていく以上、ずっと続けていく学び方と思っているくらい大事です。
で、何を学ぶか。
続けて勉強していることは、売り方についてです。営業やセールス、マーケティングといった売り方を学べるジャンルです。
フリーランスとして独立した人に共通しているのが、売り方を苦手としているということ。
わたしもその1人であることに変わりはなく、学んでいます。
腕を磨くことはもちろん大事ですが、仕事がなければ腕も磨けません。
8:2(もっといえば9:1くらい)のイメージで売り方は学んでいきたいものです。
ITとパソコン
今の世の中、パソコンやITがなければ仕事ができないということも多いです。
それくらいパソコンとITは仕事に欠かせません。
仕事のスピードだけでなく、質も高めてくれるのもパソコン、ITを使いこなすメリット。
そのスキルも磨いておいて損することはないわけです。
・古い、遅い性パソコンから性能の良いパソコンに買い替える
・タッチタイピングができてないから、徹底的にトレーニングする
・ショートカットキーを使いこなせてないから、クセをつける
・デュアルディスプレイに投資する
・操作しやすいキーボードに買い替える
・メールアドレスをGmailに集約して使えるようにする
・ネット回線が遅い、途切れるからルーターを買い替える
・スマホアプリを徹底活用する
・紙は使わないからプリンターやスキャナにお金をかけない
・時間管理ツールを試して合わないからExcelでつくる
・データでやりとりするからDropboxを活用する
・Notionであらゆる情報を一元管理する
パソコンやITは欠かせないからこそ世の中にたくさんの商品、サービスが出回っています。
その移り変わりも早いです。
試してじぶんに合うものを活用できれば、それがじぶんの仕事術に育ちます。
独立後は、判断が難しい場面もあり険しい道のりですが、不安、やりたくないことを活かしていける道を選んでいきたいものです。
■編集後記
昨日は朝のタスクのあとは会計士業とブログを。午後は家族3人で妻の実家へ車で向かいました。
道路わきの雪山が一晩でいっきにで高くなりました(1.5mくらい)。歩道がまったく見えないので、交差点ではとくに気をつけて運転しないとというレベルです。
■息子(9歳)
昨日はお昼からばあばのお家に行けるということで、朝からウキウキモード。
それまでに宿題やって、お泊りの準備をやっておく約束をしました。
が、パパが仕事を終えて様子を見ると、動いた変化がなく…。結果、一緒に準備して、宿題はばあばのお家でやることに。冬休みは正味で残り2日。宿題やりきれるのか心配に…。
■昨日の1日1新
・フルーツケーキ(BENBEYA)