ひとりと組織を比べると、ひとりであるが故のデメリットというものはあるでしょう。
ただ、ひとりならではのメリットはあり、バランスの見極めは欠かせません。
ひとりのデメリットはあるけれど…
複数の人が仕事をする会社ともなると、組織力という強みはあるでしょう。
組織力があれば、チームプレイができますし、役割も分担できます。
仕事の数が増えたとしても、組織力でもって対処しやすいでしょう。
苦手な仕事や嫌いな仕事があったとしても、得意・不得意を補い合える可能性もあります。
わからないことを相談し合えたり、やった仕事をお互いチェックし合えたりもできるわけです。
ただ、ひとりの場合だと、そうしたことはできません。
内部の人といっても自分だけです。分担しようがありません。
どんなことでも担当者は自分です。
分担なし、補完なし、組織力なしというのは、ひとりのデメリットでしょう。
ただ、そのデメリットを受け入れてでも、ひとりを選んでいます。
「ひとり」のデメリットを受け入れるための対処法
組織力なしのひとり。
たしかにデメリットにもなり得ますが、それ故のメリットもあります。
その1つが「時間」。
組織力がない以上、内部の人にお願いすることはできませんし、ひとりでやれることにも限りはあります。
自分でやった仕事をチェックしてくれる人もいません。自分で自分をチェックする(セルフチェック)のが通常です。
ただ、時間の使い道は自分で決められます。
たとえば、仕事の流れのままセルフチェックすれば、目線が同じままということはあり、見落としやすくなりますが、時間を置いてチェックリストを使ってチェックすれば気づけることもよくあります。
そのチェックリストも自家製のもの。随時バージョンアップしていくことに時間を使うこともできます。
はじめてやることでわからないこと、聞いてみたいことがあれば、それに時間をかけることもできます。
自分に投資するという名目でやってみたいことがあれば、お金をかけてでも自分でやれるようにしています。
逆に、苦手なことや違和感があることはあえてやらないという道も選べます。
そうすれば他のことに時間を使えますから。(とはいえ、お金とのバランスは欠かせません)。
ひとりの場合、何をやるにも自分で決めていかなければなりませんが、逆にいえば、何に、どれくらい時間を使うかを自分で決められるということです。
「選ぶ」、「決める」といっても、カンタンではないですが、いい意味で負荷にもなっています。
仕事をこなしお金を得ることは、もちろん大事なわけですが、時間をどう使っていくかは、それよりも比重は大き目です(わたしの場合)。
・「家族と一緒に夕食だなんて…」
・「仕事より家族が大事だなんて…」
・「じぶんの時間も欲しいだなんて…」
と思われるかもしれませんが、価値観はそれぞれ違います。
正解や不正解とハッキリ分けられるものでもないでしょう。
何といわれようが、じぶんの心の声を優先すれば、それで良いかと。
バランスを見極める
あえて「ひとり」を選んでいる以上、組織力の強みはあきらめています。
ただ、前述の時間に対してはこだわりをもてます。
時間の自由度でいえば組織だと限界はあるでしょう。
わたし自身、勤務していたとある会社員時代では、早朝から日付が変わる深夜まで残業の日々でした。
残業なしの日があったとしても、就業時間(1日8時間)という縛りはありました。
かといって、早く仕事を終わらせても16時に帰っていいという話にもならないわけです。
組織である以上は、就業時間という名のもとで、協調性、団結性というものは求められるでしょう。
時間をコントロールし、時間をつくることができたとしても、その時間の使い道を自分で決めることはほぼできないわけです。
ただ、独立してひとりを選んでいる現在。
その時間の使い道は自分で決めることができます。
・平日にプライベートの予定を入れる
・余白の予定をもつ
・残業なし
・休みの日にもやっていい仕事をつくる
・日々の習慣をこなす
・時間管理スキルを磨く
仕事(量)と利益、お金、そして時間のバランスの見極めは欠かせません。
デメリットのない選択などそうそうないでしょうから。
■編集後記
昨日は朝のタスクと習慣、会計士業で打ち合せを中心に。夕方はカフェでブログや読書、企画などを。
■息子(9歳)
春休み2日目。昨日は訪問リハビリのあとお家で工作や子どもチャレンジのタブレットでお勉強を。その後は仮面ライダーをHuluで見ていました。以前使っていた仮面ライダーの変身グッズで遊びたくなったようで「ロッカールームへ探しに行こう」と言っていましたが、お風呂上りだったので明日にしようと交渉したところ納得したようです。
■1日1新
・じき(親子丼と蕎麦のランチ)