独立後、事務所は借りず自宅で仕事をすることを選んでいます。
ただ、自宅ならではのむずかしさがあるのも事実です。
その難しさをどう攻略するのか。わたしなりにやっていることを振り返ってみました。
家での仕事はむずかしい
独立後は、まずどこで仕事をするかを決めることになります。
事務所を借りるのか、自宅のスペースを使うのか。
わたしの場合は、とくに迷うこともなく自宅を選びました。
事務所を借りるコストを抑えたいという気持ちもありましたが、それとは別に、独立する直前まで勤務していたところもテレワークだったので、なんとなくその延長で考えていたからです。
そんなわけで、独立すると、ひとまずは、これまでどおりのスペースを仕事用として確保。
とくに大きな変化はないということで、家族の反応はとくになく。
わたしとしても、狭いスペースで仕事をする環境には慣れていましたし、とくに不都合は感じていませんでした。
ところがです。
独立前と後では決定的に環境が変わっていました。
勤務時間というものがないわけです。
独立後は、朝から晩までずっと仕事しなきゃならないというわけでもなく、いつ仕事をするかは自分次第です。
家族と同じ屋根の下にいるといっても、仕事している時間もあれば、そうでない時間も出てきます。
仕事中に「今仕事してないんだったら、ちょっといい?」と話しかけられることはありますし、学校から帰ってきた息子(10)から「スマブラやらない?」とのお誘いを受けることもあったります。
このほかにも、
・マンガ
・ゲーム
・昼寝
などなど、誘惑はたくさんあるわけで、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまう環境です。
「家だと仕事できないし」という意見があるのも、確かにうなずけます。
それでも。
自宅ならではのメリットはあるわけで、自宅を理由に仕事ができないとなるのは是が非でも避けたいわけです。
そんなわたしですが、今も変わらず自宅で仕事することを選んでいます。
というのも環境を整えてきたことが大きいと感じています。
それでも家で仕事をする
自宅で整えてきた環境には、次のようなことがあります。
時間をずらす
仕事をする時間を朝型に変えました。
家族が寝ている早朝からというように。
今もだいたい4時から5時半くらいから仕事をはじめています。慣れるまでは1年ほどかかってしまいましたが…。
同じ屋根の下に家族がいても、朝は静まりかえっているので、自分のための時間をもちやすく集中しやすいです。
といっても、今時期(記事執筆時点では秋)だと、朝5時でもまだ暗いのですが…。
習慣を守る
独立後、ひとりとなると、他人の目がなくなります。
サボろうと思えばいくらでもダラダラできてしまう。そんな危機感はあったので、習慣は守ろうと決めました。
習慣とは、自分を律してくれるツールです(わたしの場合)。
誘惑が多い自宅でも、習慣が自分を守ってくれます。
事実、平日の日中はゲーム、マンガといった遊びは1度もやらずにすんでいますし、禁止というルールです。
仕事道具にこだわる
仕事道具の1つで、仕事のやりやすさは大きく変わるものです。
それに気に入った道具であれば、モチベーションにも良い変化があります。
・パソコン(ThinkPad X1 Carbon)
・iPad Pro
・デュアルディスプレイ(BenQ 27Inc×2台)
・顔認証用のWebカメラ(Elecom)
・オンラインでも使うカメラ(Canon RP)
・カメラ用のアームスタンド(Neewer)
打ち合わせなどもオンラインでやる場合は、プライベートにすぐに切り替えられるのは、自宅で仕事するからこそのメリットです。
ということで、家での仕事であったとしても、工夫次第で「やりやすい」環境は整えることはできます。
家にこだわらずに仕事する
今も変わらず家で仕事ができればいいとは思っています。
ただ、家にこだわっているというわけではありません。
外で仕事してもいい。というか、外で仕事して気分を変えたいときもあります。
なので、外出してカフェなどで仕事することはありますし、帰省先や旅先でも仕事ができる環境はつくっています。
もし事務所を借りていたとすると、家とは違った環境で仕事もしやすいとなるのかもしれません。
ただ、事務所を借りなくても、場所を変えることはできますし、外でも仕事しやすい環境は整えることはできます(まぁ、場所が決められるような仕事もあるわけですけど)。
だとすると、事務所は借りないまま、これまで通り自宅をホームコートに据え置くのでいいかなぁと。
それで「じ、自宅なんですか…」と言われたとしても、それはそれで気にしないことも大事かと。世の中、まだまだ立地で価値判断されることもあるわけで。そこはもう、合わなかったと割り切るだけです。
独立後どこで仕事をするかもそれぞれあるわけですが、わたしなりの考えを取り上げてみました。
1つの事例として参考にしていただければうれしいです。
■編集後記
昨日は朝の習慣のあとは息子の病院に付き添い。待ち時間は少し仕事を。ChatWorkでやりとりなど。午後からは自宅へ戻って会計士業を中心でした。
■息子(10歳)
学校を休んで小児クリニックへ行ってきました。コロナの検査は陰性でひとまず安心(秋風邪だろうと)。看護師さんは「検査がんばったね~」と声をかけてくれたのですが、終始だんまりを決めこむ息子。鼻をぐりぐりやられる検査をした看護師さんへ無言の抵抗をしていたようでした…(代わりに親がどうもすいません..と)。ニコッと笑ってくれましたが。
■昨日の1日1新
・ChatWorkの設定のレクチャー