医療費を集計しておくと確定申告で税金が安くなることもあります。
その医療費の集計を漏れなく集計する方法をご紹介します。
医療費を集計する
かかった医療費（病院代、薬代など）が原則として年間10万円以上の場合、税金の計算から控除することができます。
この「合計10万円」という基準があるので、まず集計することが必要になります。
健保組合や協会けんぽだと「医療費のお知らせ」をもらうことができ、そこで医療費の確認ができることもあります。
ただ、集計されている期間が足りない（1年分ではなく9か月分だけ）ということもありますし、届くのが遅いということもあります（協会けんぽでもネットで見ることもできますが、事前に利用申請をしておく必要があります）。
先日、協会けんぽから「医療費のお知らせ」が届きましたが、記入されていたのは2023年9月から2024年8月まで。4か月分足りませんし、この時期まで自分の確定申告を待ってもいられません。
1月から12月までの医療費は、領収書を集計していくことになります。
ただ、1枚1枚の領収書。その領収書を探し出して、集めて、電卓で集計して、となるとタイヘンです。
電卓は打ち間違いがあっても気づきにくいですし、間違いがあってももう1度やり直さなければなりません（というのが嫌でわたしは電卓は使いませんし持ち歩いてもいません）。
医療費の集計はExcelでやりましょう。
医療費を集計するならExcelで
「医療費の集計フォーム」というものが国税庁のサイトにあるので、そこからダウンロードできます（無料です）。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/keisubetsu/iryou-shuukei.htm
フォームはこういったものです。
これを使うと、国税庁のサイトにある確定申告書作成コーナー（確定申告ができる無料ソフト）に取り込むことができ、集計の結果も反映できます。
入力項目はこういったものです。
・「医療を受けた人」→病院などにかかった人の名前（文字通りですが…）
・「病院・薬局などの名称」→かかった病院などの名前（これも文字通りですが）
・「医療費の区分」→4つの区分（診察、薬、介護保険サービス、その他）のどれかに「〇」を選びます
・「支払った医療費の額」→領収書の金額
・「左のうち、補填される金額」→公的な補助などを受けたときに戻ってきたお金
・「支払年月日」→空欄のまま（入力するとしても「年」だけでも良いかと）
最後の「支払年月日」以外は必須項目なので入力が必要です。
わたし自身は、領収書を見てこのフォームに入力するということはしていません。
Excelでつけている家計簿を使っています。
Excelの家計簿からピボットテーブルで集計
家計簿には、プライベートのお金のほか、個人（事務所）と会社のお金も管理しています。
そこに「医療費」として医療費がかかった都度、入力しています。
わたしの家計簿は、確定申告のためというわけではなく、全体のお金を管理することが目的なので、確定申告に関係する医療費かどうかに関係なく入力しています。
たとえば、通院で利用した駐車場代や入院の付き添いでかかったお金などは、医療費控除の対象にはならない医療費ですが、我が家の家計簿的には、医療費で集計しています。
ちなみに、カード払いの医療費は、連携しているアプリから毎月1回、Excelをダウンロードし、Excel家計簿に統合するという流れです。
Excelの家計簿なのでピボットテーブルですぐに集計できますし、家計簿の医療費の一部が確定申告にも使えるようにしています。
「税金が安くなるから」、「お金が戻ってくるから」というだけではなくて、病院関係でかかっている医療費全体は把握しておくべきかと。
ちなみに、昨年は眼科で緑内障白内障じゃないかどうかの検査を受けましたが、確定申告の医療費の集計には入れていませんが、我が家の家計簿では医療費の一部です。
Excelでその都度記録しておく（できれば全体を漏れなく）ということも、おすすめです。
健康で医療費いらずでいられることが一番なわけですけど。
■編集後記
昨日は朝のタスクなど習慣のあとは自宅で会計士業を。午後はHPの見直しとある研究など進めました。ランチは外出してラーメンを食べに行きました（気になっていたので）。口コミ以上においしく感じました。
■息子（10歳）
12月に受けた手術から1か月ちょっとが経ちました。3学期の登校は約1週間ずれましたが慣れてきた様子です。
■昨日の1日1新
・Fast Notion再設定
・ラーメンさわや
・とある研究
