独立後の「同業他社と比較する」で見落としがちな「比べる」ということ

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独立後は同業他社が気になるものです。

そんなときは、視点を変えて比べてみると気付けることも多いです。

目次

同業他社と比較する?

会計や税務のような数字を使うしごとをしていると、比較してみる場面は多いです。

たとえば、当期と前期、前年同月といった比較対象をつくることで、現在の状態をわかりやすくするというように。

そして、同業他社と比較するという見方もあります。
利益率、回転期間(率)、1人当たり利益、流動比率を他社と比べて見るというように。

ただ、わたしは同業他社との比較というのは、対お客様との間でとくに重きをおいてはいません。

比較すれば、たしかにじぶんの強み、弱みを知るきっかけになるでしょうし、それを利用することもできるかもしれません。

ただ、同業他社といっても、比較する対象によって参考になる、ならないも変わってしまいます。

冒頭の写真のイメージのように、そもそも規模が違うということもあり得る話です。

規模以外にも、
・人をたくさん雇っている
・住んでいる場所
・土地柄
・気候
のように、前提が異なることもあるわけです。

売上1,000億円、利益5億円、従業員数5,000名のような同業他社と比較して、どこまで参考になるのか。

勤務時代に同業他社との指標を比較して説明する場面もありましたが、前提がそもそも違うので、伝わるとしても粗利率くらいなもので、他はイマイチ伝わりにくかった記憶があります(わたしの伝え方の問題かもしれませんけど…)。

同業他社の「何を」と「どうやって」を調査する

いっぽうで、同業他社が何をどうやってやっているかを調査してみるというのは話題になりますし、じぶんでもやっています。

ネットで検索すれば、どんなサービスを提供しているのか、どんな強みを売りにしているのかというのは知ることができます。

調査してみて、気になったこと、じぶんができそうなことがあれば、やり方を研究して、まず同じようにやってみる。何かしらじぶんにとっての引っ掛かりが見つかればイメージもしやすく、行動につながりやすいものです。

そうして研究を重ねていき、少しづつじぶんのオリジナルにアレンジしていければいいわけです。

前述のような、前提がそもそも違うということもありますが、やり方やサービスを実際に受けてみて取り入れれることもあるはずです。

そういう意味では、同業他社とはいいつつも、必ずしも同業にこだわる必要もないわけで、異業種を調べてみる価値はあります。

同業退社の「やっていない」にフォーカスする

異業種を調べてみて、あえて同業がやっていないことにチャレンジしてみるという戦略もあります。

誰かが既にやっていることは、同じようにやっている人が他にいるでしょうし、同業退社でもそれは同じでしょう。
同じようにやっていても違いにならない可能性があります。

そう考えると、違いを出していくことで、見つけてもらいやすくもなります。

とはいえ、何が違いになるかはわからないものです。

だからこそ、試して出してみるということはやってきたいこと。
HPやブログのようなメディアをもち、そこで出していくというように。

ネットを利用すれば、広告宣伝のようにコストをかけず試せます。

そして「違い」。

他と比べてじぶんの「違い」について考えるとき、ついじぶん目線で測りがちですが、「違い」を判断するのはお客さま(お客さまになってもらいたい人を含めて)です。

サービスを利用いただいたときもそうですが、普段の会話の中からでも、そうした声を拾っておくことは大事でしょう。

わたしの場合では、
・スポットで独立の相談ができる
・公認会計士の目線で経理の相談ができる
・ブログを書いている
・北海道でやっている
・カメラとPhotoshopを使っている

などの声をこれまで耳にすることがありました。

ネットで探しましたが、現状、同じ色の人は見つかりませんでした(実際にはいるのでしょうが)。

調べてみると、じぶんの現状に気づけることも多いものです。

独立後は、同業にこだわりすぎずに調べて、そして試すことを恐れずにやっていきたいものです。

■編集後記
昨日は朝タスクと会計士業、打ち合せ、カフェでブログなど。
カフェからの帰り、大雨になっていて、雷がビカビカと。どおりで片頭痛あるなぁという日でした。

■息子(9歳)
雷が大嫌いな息子ですが、学校から帰ってきてから雷を怖がってました。
天気予報をチェックしてたので、学校でテルテル坊主をつくってきました。

■昨日の1日1新
・ドトールのホットココア

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