会計士試験の受験談①~まともな受験経験なし。最初の壁は

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独立をきっかけに初心を思い出す意味もあり、改めてどのように勉強してきたか振り返ることに。
理系大学を出て、簿記の「ぼ」の字も知らず、受験といった受験もしたことがありません。
会計士試験を志すにしてはレアケースなのかもしれません。
その意味も込めて、受験を通じて感じたこと、体験したことを整理していこうと思います。

目次

これまでの受験歴。ほぼなしに等しい。

会計士試験を受験する受験者層は
・大学在学中(経済学部や商学部が多い)
・大学入試は経験した(センター試験など)
・親が会計事務所を営んでいる(俗にいう「会計一家」)
・会計士試験の勉強にある程度専念できる環境(財政的にも)
が一般的だったりします。わたしの周りではそうでした。

ところが、わたしの場合は
・大学卒業し就職していた(工学部の建築科)
・大学入試は未経験(指定校推薦で小論文のみ)
・親は脱サラ後、田舎で自営業(会計とは無縁)
・仕事をそうそうに止めアルバイト頼み(経済力なし)

つまり、簿記の「ぼ」の子も知らない、お金もない状態。

大学受験の経験もないので、勉強方法という概念すら知りませんでした。
まるで高校生の期末テストのような感覚で勉強していました。

入門期の勉強法。勉強法とは言えない、むしろ「勉強法」を知らなかった。

受験予備校は大原でした。
2年合格コースを選び、2年後の試験合格を狙うコースです。
簿記の「ぼ」の字も知らなかったので(大学は工学部のため)、
「借方」、「貸方」など基本の「き」からレクチャーが始まります。
レクチャー(=講義)は、地方だったのでDVDを集合形式で見る形式です。

サラリーマンをやめての大原生なので、お金もありませんでした。
昼間はアルバイトをし、夜の大原の講義を受けるスタイルがしばらく続きました。
やっていた勉強法も
 テキストの復習→テキストの例題を解く。
これだけでした。
数か月もたつと、周りとの差は歴然に。
数か月もたつと、基礎答練(大原では「ステップ答練-基礎」という名前)で全くできていない自分がいました。
アルバイトもしていたので、他の受験生と雑談する機会もほぼなく、なぜ成績が悪いのか原因もわかっていませんでした。

「勉強法」の存在に気付く。きっかけはネットワーク。

結局、2年後の試験は短答式で合格点から程遠い点数。当然のように不合格です。
1発合格(初受験で合格すること)する人も少なからずいますが、そのような人は頭がいい、優秀な人なんだと。。
それ以上、不合格に対して真剣に考えようともしませんでした。
次の試験までまた頑張れば受かるはずだと(今思えば、楽観的すぎですが。。。)

2回目の受験に向け、さすがに勉強時間を確保せねばとアルバイトを変え、シフトの融通が利く仕事にしました。
空いた時間は大原で勉強するようにしました。
雑談できる程度の受験仲間も徐々にできました。

そんな中、年に数回ある東京の大原校から講師が来て、生で講義してもらえる機会がありました。
講義が終わったあとは懇親会があり、大原の近くの居酒屋で講師を囲んでの飲み会がありました。
この懇親会、毎年開催されているようでしたが、わたしはこれまで出たことはなく。

「出たことないんですよね」と受験仲間に伝えると、「一緒に行きましょう!」と誘われ、
付き合い程度の感覚で参加することに。

お酒が入ったこともあるのか、日ごろ思っている疑問、勉強、試験対策、講師の合格体験談など
幅広くお話を聞くことができました。
新しい受験友達もできました(全員男ですが)。

今思えば、この懇親会で気の合う受験仲間(本気で合格しようと努力している人)が出来たことが
大きかったと思います。受験仲間のネットワークに自分が入ったきっかけでした。
今まで、疑問にすら思わなかった勉強の仕方が間違っていることに気付けたのですから。
(勉強法の続きはまた後日記事にしたいと思います)

■編集後記
 今日はご挨拶に。
 事前にアポを取るために連絡するのも申し訳ないかなと思い、アポなしで。
 不在で会うことができずでしたが。
 昨日開設した事業用口座と紐づけるクレジットカードの申し込みを。

■息子7歳3か月
 今日も5時起き。エヴァンゲリオンの動画を見ています。
 山手線ゲームのようにマイブームがループしている様子。
 AMONG US→プラレール→トミカ→シンカリオン→仮面ライダー→エヴァンゲリオンをループ中。
 同じおもちゃで遊んでくれるのは家計的に助かりますが、古いおもちゃをなかなか処分できず。。

■今日の甘い物
 アイスココア(とあるカフェで)

■1日一新
 事務所名での領収書


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