毎月同じようにある取引は経理のしくみでカバーする

カフェではやらない仕事 - EOS RP(RF35mm f 2.8 / 100)
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じぶんで経理をやるなら、効率化は目指したいもの。

毎月同じようにある取引も多くあるので、パターンで仕組みをつくっておきたいものです。

目次

経理をする日々の取引

経理をする取引は、数字で表わせるものです(ざっくりいえば)。

・預金口座のお金が増えた(減った)
・クレジットカードで買った(払った)
・モバイルSuicaで乗り物に乗った
・売上がたった
・入金があった

というような取引があった場合には、経理で数字をおさえる必要があります。

数字のおさえるやり方にも一応のルールはあり、「すぐできる」「カンタン」とは言えません。

とはいえ、じぶんのことなら、取引パターンはある程度決まっています。
「毎月コロコロ変わる」ということはないはずです。

だからこそ、じぶんで経理することはできるという前提で考えています。

めったにないような取引、はじめての取引となれば、教えてもらう必要性もあるかもしれませんが、そうではない毎月同じようにある取引なら、しくみをつくれば効率化できます。

毎月ある取引はしくみ

毎月出てくる同じような取引は、仕訳をイチから入力しなくて済むようにしくみをつくっていきましょう。
たとえば、取引を連携できるクラウド会計ソフトを使っている場合だと次のような取引です。

連携できる取引

クラウド会計ソフトと連携できる請求書ソフト(MF請求書など)を使っているけど、連携せず売上の取引をイチから入力しているケースもあるでしょう。

同じようにAmazonやクレジットカードで買った経費を入力しているということも。

連携しておけば、少なくともイチから入力する必要はありません。

請求書から連携させるとき、ソフトによっては癖もあり、逆にめんどくさいという話もありますけど。
とくにMF(マネーフォワード)クラウド請求書だと請求書を変更しても、仕訳にその変更が連携されないという中途半端な連携…。

クラウド会計、日々改善されている印象もありますが、まだまだ過信はできません。

わたしの場合、個人事業はMF(マネーフォワード)を使っていますが、こういったこともあり、請求書はExcelで自作した請求データから請求書に連動させて自動化してやっています。

AmazonとAmazon決済用のクレジットカードを連携する場合も注意しなければなりません。
ダブりになってしまいますから。

連携は入力を最小限にとどめるのがメリット。それ以上はしくみでカバー。そういった割り切りも必要です。

連携しない取引

クラウド会計ソフトといっても、全自動ではありません。
「ボタンひとつでラクできる」というイメージをもたれる方もいらっしゃいますが、それは誤解です(宣伝の歌い文句もあるのでしょうけど)。

データ連携できない取引はあるわけで、その入力は必要です。

ただ、効率化を考えるとき注意したいのは、どこに入力するかということ。

Excelを使いましょう。クラウド会計ソフトに直接入力してはいけません。

入力したExcelは、クラウド会計ソフトにインポートができます。

また、前述のようにあえてデータ連携しないサービスでも、ネットからCSVデータをダウンロードできることも多いです。

しくみをつくっておけば、クラウド会計ソフトに取引を反映させてあげることもできます。

借入返済

銀行からお金を借りると、
・借りたお金が入金される
・借りたお金を返済していく
という取引が出てくることになります。

「借りる」は、そのときだけ出てくる取引ですが、返済は毎月同じように出てくる取引。
となれば、返済の仕訳は、毎月イチから入力してはいけません。

クラウド会計には、自動仕訳ルールという設定があり、返済する預金口座をデータ連携していれば、学習機能や自動仕訳ルールに沿って仕訳を自動化できます。

「じぶんで経理する」の根底にあるもの

経理を効率化していくカギはしくみにあります。

どうすれば、イチから入力しなくて済むのかを経理をやりながら考えていきましょう。

そして、経理した数字のチェックもじぶんの目でやることが欠かせません。

・預金残高は正しいか
・売掛金などの内訳は正しいか
・出てきた利益がおかしくないか
・売上や経費におかしな動きがないか
・お金が増えた(減った)理由、その理由で腑に落ちるか
・どのくらいお金がもちそうか
・利益や税金はどれくらいになりそうか

じぶんで経理をする目的の根底は、「じぶんのタイミングで数字をチェックできるようになる」ことです。

誰かに外注してお願いするとなると、じぶんが知りたいタイミングで見ることもできませんし、数字を見るスキルも磨かれません。

ということで、何かしら効率化できることはあるはずですし、経理の本質は、「入力にあらず、チェックにこそあり」ですので。

会社の規模が大きいから、自らやれるしやる必要がある、というものではありません。
数字のチェックの必要性に規模の大・小は無関係ですから。

フリーランスやひとり社長、小さな会社の経理だからこそ、じぶんごととして考えやすいはずですし、じぶんのしごとの数字だからこそできることです。

■編集後記
昨日は朝のタスクと会計士業(監査)、買い物を。
セコマのパンにハマり中です。

■息子(9歳)
学校のインフルエンザも落ち着いたようで昨日は久しぶりに学校に行きました。
担任の先生、お友達も久々に登校できたようで、楽しかったようです。

■昨日の1日1新
・イチゴジャムパン(セコマ)

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